鳥羽渚泊推進協議会について
伊勢志摩地域は、一般的な農山漁村地域と同様に、豊富な農林水産資源に取り囲まれながら、農家、漁家の高齢化や後継者不足の問題が顕著である。なかでも、こうした問題に伴う、伊勢神宮を中心とした文化、伝統とも関係する伊勢志摩の特産物の生産量の減少は、地域の文化、伝統の消失にも繋がりかねない問題である。
一方で、一部の地域（鳥羽市浦村など）では、若い漁業者を中心に様々な取組への挑戦もおこなわれており、また、伊勢志摩地域は、伊勢神宮をはじめとする国内でも有数の観光地であり、サミットの会場にもなったことから、こうした資源（農林水産資源、文化、観光資源、サミットのレガシー）を活用する可能性は大いにあると考えられる。
１.農泊推進事業として、
1）渚泊を観光ビジネスとして持続的に活動できる体制の確立
2）地域資源を観光コンテンツとして磨き上げる取り組み
3）地域の魅力の情報発信
２.人材活用事業として
1）三重大学、皇學館大学との地域インターン連携による学生の参画
2）鳥羽の渚泊の推進を図る研修生の受け入れ
の取り組みを行うことによって、地域の様々な主体が集まって、「渚泊」を観光ビジネスとして持続的に活動できる体制構築を目指すものである。
